11月15日の地元紙に、私の持論を裏付ける調査結果が報告されていたので、紹介してみたい。
木原雅子(京都大助教授)が中心となり、全国の高校で無記名のアンケート調査を行い<いじめ>の「加害側のケアが急務」と結論付けられた。表題には「ゲームやテレビ漬け」「親友少なく」「希薄な関係いじめ助長」とあります。 これまで<いじめる側>にまわった生徒について、その特徴を上げている。 1)それぞれ加害者としての経験を持つ者は、 小学生で60%。中学生、男子60%・女子46%。高校生、男子41%・女子24%。 2)「心から信じられる友達はいない」生徒は、イル生徒の(男)1.3倍、(女)2倍も加害者となっている。 3)「真剣に話を聴いてくれる先生がいない」生徒は、同じく(男)1.7倍、(女)1.6倍が加害者 4)「親が真剣に話を聴いてくれない」生徒は、同じく(男)1.7倍、(女)1.9倍が加害者 同時に調査した<テレビ><ゲーム>と「いじめの加害者」との関連では 5)小学校低学年での<ゲーム:3時間以上/1日><テレビ:4時間以上/1日>での加害者体験がもっとも多く 6)高校生での<携帯メール交換:41回以上/1日><インターネット使用:10時間以上/週>において「いじめ加害者」がもっとも多かったと報告されています。 本ブログ<カテゴリー/育児・教育>の「複合汚染」「病んだ子ども達」「人となる適時性」などを是非お読みいただきたいと思います。子どもが育つプロセスにおいて、遺伝子はどのようなプログラムを準備しているのか、そのプログラムに適合しないプロセスをたどって成長させられた子どもの心身は歪なものとなること、その最大の原因がテレビを始めとする<仮想現実>の出現でありましょう。 今回の調査結果は一日千秋の思いで待ちこがれていた内容を含むものです。この調査研究を一歩も二歩も(一日も早く!)先に進めていただきたいものと切望いたします。専門家の発言となれば、社会も関心を持ち、行政も立ち上がるでしょうから・・・。
by keizo-ohata
| 2006-11-17 02:59
| 育児・教育
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