バージニア工科大学で史上最悪の銃乱射事件が発生した。32名の若い命が故も無く奪われてしまったのだ・・亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りしたい。
犯人は韓国からの留学生で「おまえたちがおれをこうさせたんだ」と言うメモが彼の寮の部屋から見つかり、最初の犯行の後に自らを撮影したビデオがマスコミに届けられていることも判明、そこでも同様に周囲の人々をなじる内容が語られていたようである。 なぜこんな事件が起こってしまったのか?今後マスコミや評論家の色んな意見が出てくるとは思うが、このような時いつも不満に思うのは、誰でもが考えつきそうな意見だけが無難に語られ、新聞紙上を飾るに止まることだ。事件翌朝の新聞見出しは「裕福な学生逆恨み?」とある。その程度でこれほど凄惨な事件を引き起こす原因とはなり得ない。 彼を知る人達の言葉に注目したい「無口」「挨拶しても返事も返って来ない」「目は宙をさまよってうつろ」「パソコンばかりしている」。ストーカー行為が複数確認されている・・・関心を持って女性に近づこうとするのだが、関係作りのきっかけとなる働きかけの行為が解らない・・・結果、黙って後を追いかけるような行動しかとれない・・ストーカー行為。 韓国は日本より遥かに早く全国に光ファイバー網が整備され、国家プロジェクトとしていち早くコンピューターの普及に取り組みました。国民も当然のようにその国策に反応いたしました。結果コンピューター・オタクのような青年を山のように生み出し続けているのです。日本では子供へのコンピュータ・ゲームの弊害が問題化していますが、韓国ではそれがパソコンと言う一段とスケールの大きな規模で子ども達を飲み込んでいるのです。これは日米韓さらには中国に限らず、先進国やそこに仲間入りをしようとする国における社会的な病根となって、今後大きく問題化されてゆくことでしょう。 人間が人間として全うに育つには、人間の遺伝子に書き込まれたプログラムを、そのまま実体験しなくてはなりません。幼児期に母親から「愛」されることなく、「愛する心」を育むことはできません。友達との「遊び」や「けんか」の実体験を通じてしか、相手の心の状態を慮ったり感じ取ったりするコミニュケーション能力は育たないのです。 テレビ・ビデオ・ファミコン・パソコン・携帯電話・・・現在、人と人が向き合い、互いを直接的に感じ取れる場が余りにも少なくなっています。特に、幼児期から子供期の、人としての「心の根幹」を形成するべき時期に、前記の<仮想現実のツール>が子ども達の<実体験>のチャンスを奪ってしまっています。 日本で<引き蘢り>してる子ども達も、この韓国の青年も、人と人が感じ合い交流する術を<実体験>を通じて獲得する時期を逸してしまった、被害者と言えるでしょう。これは、子どもの<心の成長>に無知である「親の責任」です。特にお母さん!なぜ好き好んで子どもに不幸な人生を歩まそうとするのですか?!なぜ皆幸せになろうとしないのですか?!
by keizo-ohata
| 2007-04-19 17:16
| 育児・教育
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